…買ってしまった…
妻と二人で14丁目のApple Storeへ開店に会わせて出向く。前日にAppleのサイトでAvailabilityはチェックしていったのでまず買えない事はないだろうと踏んでいたが、あとの心配は、はなたして何時間並ぶ事になるのだようかと言う点。
あちらこちらのブログでいまだiPhoneを買うには列に並ばないといけないとの情報があったが、7月11日に発売なのですでに3週間が経過しているし、在庫もここ数日切れていないところを見ると、列の長さはそれほどでもないであろうと高をくくっていた…。
現在、ほぼApple Store全店でiPhone販売のため開店時間を通常より一時間早める措置をとっているが、今日は日曜であったので、例外。いつも通り、9時の開店との事。朝、妻と軽い朝食をとり地下鉄1ラインで14丁目の駅まで。そこからアヴェニューブロックを2つ超えると、ニューヨークで3店目となるApple Store 14th Street店。フラッグシップである5番街や、一号店であるSOHOに比べると3フロア展開で作りにもゆとりがあるし、なにより他店より圧倒的に空いている。それが14丁目での購入に決めた点であった。
しかし、8番街を超えたあたりから、思わしくない光景が…。やはり…。なんと14丁目の角からすでにiPhone購入のための列が、しかも40人はゆうに超えていると思われる。さらに近づいていくと、店内にもすでに列が!
どう少なく見積もっても75人から90人ほどが並んでいるようだ。ヤバイ。
妻は16GBの白狙い、僕は16GBの黒狙いであった。特に発売直後から16GBの黒は人気で売り切れが続く事もあったので気がきでない。しばらくすると僕らの後ろにもすでに20人を超える人が並んでいた…。数人のオレンジ色のTシャツを着たお姉さん達が購入機種、身分証明、クレジットカード(アメリカ国内でiPhoneは現金での購入が不可なのだ)の確認を列にならぶ一人一人に対して進めている。つまり、この時点で自分の欲しい機種が入手できるのかどうか、判明すると言う事だ。
そうこうする内に、オレンジTお姉さんの一人が「…は現在非常に品薄です!」のアナウンス。最初のアナウンスが上手く聞き取れなかったので、もしかして16GBの黒が品薄なのかと一瞬あせる…。しかし、よく聞くと8GBモデルが残り10台以下との事。このアナウウンスが出たのが、僕らのならぶ列のはるか前方。16GBの白と黒は大丈夫なのだろうか?
不安が高まるなか、いよいよ僕らの順番。16GBの白と黒一台づつの希望を伝え、身分証明とクレジットの確認が終わると、にっこりして16GB白/黒のiPhone受け取り用にカードを一枚づつ手渡してくれた!これで今日のiPhone入手が保証されたわけだ。
しかし、ここからが長かった…。並び始めからこのカードを貰えるまで約1時間。そこから、Apple Storeの店内に入れるまでがさらに45分。決済とアクティベーションの作業をして貰えるまでにさらに1時間半…。結局、僕らの手元にiPhoneが来るまでに合計3時間半を要した…。
ちなみに、14丁目の店内もおなじみの半透明の階段がアクセントになっているのだが、ここでは階段が螺旋状でSOHO店などのまっすぐな階段よりもエレガントで、3フロアあるため5番街店よりもダイナミックな構造になっている。
購入の最終段階である決済とアクティベーションにあたっては、水色のTシャツを着たお兄さん/お姉さんが、顧客ひとりづつを迎えに、二階からゆくっりと階段をおりてくるのだが、その様子はまるで、亡くなった人々を天国へと導いてくれる天使が舞い降りてくるように見えた…。あくまで、寝不足と過度の緊張、立ちっぱなしから来る疲労が相まって、勝手にそのような印象を思い描いていただけだが…。
ところが、僕らの担当のお兄さんは、シフトが変わってお店に着いたばかりだったのか2階からではなく、僕らが列で待ったいた場所のすぐ横にあるスタッフルームのドアから突然やってきた。
彼につれられ、僕らもいよいよ二階へ。
特にイスが用意されているでもなく、「天気もいいし、窓際にでも腰掛けましょうか」と言われ、3人で日当りの良い窓際のふちに腰かけて決済/アクティベーションをする。これまでの3時間がウソのように順調に作業はすすみ、あっと言うまに終了。しかも最後、「自分はプロ級の腕だから」と言って、併せて購入したスクリーンプロテクターを、彼は真新しいiPhoneに手際よく貼ってくれた。全ての手続きが終わると、「なにか問題があったら」と、名刺をくれた。
こうして、晴れて我が家に真新しいiPhoneが2台やってきた。
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