SOHO店を出て、Rラインの地下鉄で一路スタジオへ。心の中にある一抹の不安を拭いさるため、現在進行中のプロジェクトで使うグラフィックのアイディアなどに思いをめぐらす。
地下鉄を下り、目覚ましに用に近所のデリでコーヒーとマフィンを買う。
一緒に買ったスクリーンプロテクターを新しいものにするため、スタジオで早速iPhone 3Gを取り出してもう一度入念にスクリーンを調べる。今度こそは大丈夫なようだ。そうそう、念のため、テスト・サイトでも確認を…
これは、ありえない。
5一日に4回も交換したのだし… 大丈夫、ちょっと擦ればおちるホコリだ…
いや、でも、これは…
そう、デッドピクセル…
再度、妻に電話。半ばあきれ気味の反応にかなり凹む。
しばらくの葛藤。そして決断。
自宅に戻ってから再び、ジーニアスの予約を取る。
iPhone 3G交換計画第三日目。
今度は再び14丁目店へ。通常営業が始まる9時に予約を入れておいた。この日、妻も一緒に彼女のMacBookをマイナーな修理に出すために予約入れたが、彼女の方は体調不良であえなくキャンセル。
また一人でiPhoneの交換だ。
購入から14日以内は返品を受け付けるポリシーなので、基本的に交換に問題はないはず。ただ、デッドのない個体に巡り合わせられるかどうか。これまで5台連続の敗北…。
先日、はじめてジーニアスバー体験をしたのだが、1時間半ほどの経験で学んだ事が2つある。一つは「余計な事は一切言わない」だった。
これは裁判などの時も同じような感じかと思うが、先方から答えを求められないかぎり、こちらからは最小限の情報しか渡さない事にする。ただ、聞かれた際は簡潔に的確な答えを与える。これでどうなるかと言うと、ジーニアスとの間に一定の距離が生まれる。Apple Storeの店員たちはとにかくフレンドリーな人が多いのでうっかりすると友達感覚で会話がすすむ事もたびたびでる。しかし、距離が近づくと、言い難い事もわりとあっさり言われてしまう事になる。これは、一番最初に14丁目にiPhoneを交換しに来たときにも思った。また、ジーニアスバーにくる客はなるべく自分に非が無い事を説明しようと試みる傾向があり、これはあまりに言い訳がましい。しまいには説明の矛盾点をつかれてだまり込む客もいたりする。
もう一つは「感情的にならない」、だ。SOHOのジーニアスバーに来るお客の4割がたはかなり頭に血が上った状態でやってきていた。問題があって来ているわけだから当然と言えば当然だが、とにかく自分の都合のみを並べて声を張り上げるお客にはジーニアス達もかなりうんざりしてしている様子。事によっては対応してくれるジーニアスの胸一つで商品を無料で交換して貰えるケースもある(前述したモニターのデッド/スタックなど)だけに、先方の感情を逆撫でするのは得策ではないのは明白。
なので、今回も最小限の情報のみをジーニアスに伝える。購入してから(交換してもらってから)まだ数日しかたっていない事、デッドピクセルがある事、新品と交換して欲しい事。
ここで、「前回、4台も変えてもらったのに、どう言う事だ!」やら、「仕事に電話が使えないくて大損だ!」などとは、思っていても決して言わない。それは、今日ここで対応してくれているジーニアスにとって必要な情報ではないし、まして彼の責任でもないからだ。SOHO店で買ったばかりのiPhone 3Gを持って来て、がなりたてる女性客がいた。予約などとっているはずもない彼女に親切に受け答えしていたジーニアスは、その問題のiPhoneの電源とHomeボタンを長押しして強制リスタート。彼女のiPhoneはその後、無事機能していた…。
SOHO店での交換の際の比べると、今回はかなり入念にiPhoneのチェックが行われた。そう言えば、返品の条件に「新品同様の状態である事」という項目があったような気がする。箱と本体のシリアルが一致するかどうか、アクセサリーは揃っているか、果てはシムカードまで取り出して確認していた。まさか、ありもしない傷を指摘して交換してくれないなんて事もありのか、などと怖い想像が頭をかすめる。
最初は無愛想なジーニアスであったが、おそらく長い沈黙に耐えられなかったのか、「交換しますので、少々お待ちください」とぽつり。ガッツポーズ(心の中で)。
しかし、そのiPhoneにも…。
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その後も様々あり、結局8回の交換後、無事、デッドピクセルのないiPhoneを入手した。
現在、そのiPhoneは快調に日々活躍してくれている。
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1 comment:
大変でしたね!!でも最後にはいいのに巡り合えてよかったですね。その様子はもぉブログにアップしてくれないのですか?
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